楽しみたければ頑張るな。
またそのテーマかよ…って思われそうだけど、今回もまた「頑張らない」シリーズの記事です。 (笑)
これまでに、いくつ書いたかな?
パッと目に留まっただけで5つも書いてた。(笑)
まあ、それはいいとして。
先日こんな記事を読んだんだよね。
レスリング日本代表の高谷選手という方に関する記事なんだけど、減量するのをやめたことで純粋に競技を楽しめるようになった、という内容。
レスリングに限らず、柔道やボクシングなど格闘系の競技では、体格によるハンデキャップをなくすために、体重別の階級に分かれてる。
そして、選手たちは少しでも有利な条件で戦うために、現状よりも下の階級に入ろうとするんだよね。
だから、相手選手と戦う以前の段階で「減量」との激しい戦いがあるというわけ。
だけど、これって競技そのものとは全く関係のない戦いなんだよね。
レスリングにしろボクシングにしろ柔道にしろ、その競技と減量はもともと何の関係もない。
本来、選手は、競技のことを研究したり、テクニックを磨いたり、トレーニングを重ねたりして競技そのものへの関与を深めていくわけだよね。
だけど、減量という競技とは何の関係もない要素の比重が高まることで、競技そのものを楽しめなくなって、辛くなる。
そうなると、もはや何のためにやっているのかわからなくなると思う。
だから、高谷選手は減量を放棄した。
競技の本質と関係のないことを「頑張る」のをやめた。
それによって、レスリング本来の面白さに目覚めて、純粋に競技を楽しめるようになったそうだ。
減量がないと心に余裕ができて、レスリングに取り組む意欲が変わってきます。
減量があると、普段から体脂肪が何%で何カロリー消費してなど、いろいろと考えながら練習しなければいけないのですが、僕らがやっているのは体重をコントロールする競技ではなくレスリングです。
レスリングで勝つためにやっているのですから、体重にとらわれすぎるのではなく、レスリングのことを考えるべきだと思います。
(中略)
最近になって本当にレスリングって面白いなと思うようになってきたんです。
以前は感覚だけでやっていたのが、今は相手の動きや自分の体の動かし方を理解し、ポイントを取るまでの道筋を理詰めで考えるようになりました。
何となくやっていた部分がなくなり、レスリング全体をしっかり見てマッチメイクする感じになっています。
何かを続けていると、次第にいろんな要素が出てきて目移りして、そのうち何をやっているのかわからなくなることがある。
そして、当初の目的とは関係のない、見当外れなことに注力して頑張って、疲弊していく。
僕自身そういうことは何度も経験したし、そうなっちゃう人を何人も見た。
自分は本当は何がしたいのか、目的は何なのか。それが明確になっていれば、無意味な「頑張り」は必要なくなる。
本当にやりたいことをやっているときは夢中になって没頭するので、傍から見るとすごく頑張っているように見えても、当の本人は全然頑張っていないという状態になる。
頑張るという行為は「減量」と同じで、本質からズレていてどこかに無理があると思う。
そして、無理が重なると人は壊れる。
だから僕は、頑張ろうとしなきゃできないことはやらないほうがいいと思うんだよね。
頑張るヒマがあるなら、人から止められてでもやりたいと思うことに没頭したほうが何百倍もいい。
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