「感謝」の3類型
何を隠そう、僕は30代の半ばごろまで「感謝」を知らなかった。
いや、もちろん誰か(何か)に対して感謝することはあったけれど、今思えばそれはかなり“浅い”ものだったと思う。
そんな僕が、もっと深い意味での「感謝」を知ったのは、最初の子が生まれた頃だ。
子どもが毎日元気で生きていてくれることがありがたい、本当にそれだけでありがたい、と、心の底から感じたことがキッカケだったような気がする。
そして、振り返ってみると、あれが僕の人生の分岐点だったようにも思う。
ちなみに今僕は、「感謝」には幾つか種類があると思ってる。
一つは、誰か(何か)が僕にとって都合の良いように行動してくれたことに対する感謝で、簡単に言えば、「◯◯してくれてありがとう」というやつだ。
- 親切にしてくれてありがとう
- 良い情報を教えてくれてありがとう
- 一緒に楽しい時間を過ごしてくれてありがとう
- 成果を上げてくれてありがとう
- 治療してくれてありがとう
このように、誰かの「行動」に対する感謝で、それが僕自身にとって都合のいいことである場合に限って感謝の対象になる。
いわば、この手の感謝は「Do」に対する感謝と言えるかもしれない。
もう一つのタイプは、誰かの行動に対してではなく、僕自身の置かれた「状況や環境」、そして「所持」しているものに対する感謝だ。
- 平和な国に生まれてありがたい
- 身体が健康であることがありがたい
- 今日も一日楽しく過ごせてありがたい
- 美味しいものが食べられてありがたい
- 生きていられるだけでありがたい
感謝の対象が他人の行動ではないので、「ありがとう」ではなく「ありがたい」という言葉になるケースが多いと思う。
この場合、自分が置かれた環境や持っているものに対する感謝なので、「Have」に対する感謝と言えるかもしれない。
ちなみに、「Do」の感謝はおそらく誰でも感じるものだと思うけど、この「Have」の感謝ができるようになると、人生の幸福度がかなり上がると思う。
そして最後3つ目は、誰かの「行動」に対してでもなく、自分が「所持」しているものに対してでもなく、何もかも全てがありがたいという感情、感覚だ。
僕の語彙力ではちょっと説明できないんだけど、自分にとって都合の悪いことや、自分とは直接関係ないことも含めた、宇宙に存在するありとあらゆるもの、あらゆることに対する無条件の感謝だ。
- もう、ただただ、ありがたい
- わけもなく、すべてがありがたい
という心境で、これは「Be」に対する感謝と言えるかな。
ちなみに、僕は最近この「Be」の感謝の片鱗に触れることができるようになったんだけど、そういうときはまさに「至福」の時間を過ごすことができる。
とはいえ、自分にとって都合の悪いことまでも含めて無条件に「ありがたい」と思えるほど出来た人間ではないので、まだまだだなぁと思うことばかりの毎日なんだけどね。
それにしても、「感謝」の効果は本当にすごくて、日々そのパワーを実感している。
そういえば、感謝については以前も記事に書いていたので、一応紹介しておくね。
それでは今日はこの辺で!
shivai !!
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