感謝と距離感。
感謝の気持ちを持つことが大事だっていうことはすごく実感してる。
「感謝」についてはこれまでも何度か記事にしたしね。
だけど、意識していないと、ついつい感謝の気持ちを忘れてしまってたり、むしろ不満を感じてしまったりすることも多いんだよね、僕の場合。
それでふと思ったのが、感謝の気持ちを持つには、その対象との「距離」が必要なんじゃないかっていうこと。
もちろん、「距離」が必要ではない人もいると思うけど、僕のような凡人は「距離」をとることで改めて感謝の気持ちを思い起こすことができると思った。
例えば僕は、日常生活で空気に感謝することはないけど、宇宙空間とか地中深くで仕事をしている人は、誰から言われるでもなく空気や酸素の「有り難さ」を実感してると思う。
同様に、砂漠で暮らす人たちは水の「有り難さ」を知っているし、子どもに恵まれない夫婦は子どもがいるということだけでも「有り難い」と思うだろう。
働きたくても仕事がない人は、仕事があるだけでも「有り難い」と思ってるだろうし、ガンで胃を摘出した人は、胃の「有り難さ」を実感しているに違いない。
つまり、僕がいろいろなことに対して感謝の気持ちを忘れてしまうのは、その対象との距離が近すぎるからなんだと思う。
空気は常に身の回りにあるし、キレイな飲み水が出てくる蛇口はどこにでもあるし、子どもたちはうるさいくらいに毎日家で元気にしていて、今は仕事にも困っておらず、胃は不平も言わずに黙々と働いてくれている。
すぐ近くにあるから、それが「当たり前」になってしまって、「有り難さ」を感じられなくなっている。
だから、たまには意識的に距離をとって、「有り難み」を感じられるようにしたほうがいいんだろうなぁ。
本当はそんなことをしなくても感謝の気持ちを持てるのが一番なんだけど。
感謝できないのは、近すぎるから。
このこと自体が「当たり前」すぎて気づいていなかった。(笑)