「やればできる」は嘘だ。
僕は、「やればできる!」とか言われると、「やってもできないことはあるよ…」って思っちゃうタイプなんだよね。(笑)
実際に、やってもできないことはいくらでもあるよね。
- 空を飛ぶ練習をしたって、空が飛べるようになるわけじゃない。
- 今からめちゃくちゃ野球の練習をしても、プロ野球選手にはなれない。
- どれだけアンチエイジングに励んでも、10代の頃のような肉体には戻れない。
だから、「やればできる」というのは嘘だ。
“何かをさせたい人” が “やろうとしない人”のやる気を出す(コントロールする)ために使う、都合のいい言葉だと思う。
そもそも、何かをすることに対してやる気のない人に、それをさせようとすること自体がおかしなことだと僕は思ってる。
本来、誰かをコントロールする権利なんて僕らにはないはずだから。
でも、じゃあ、何かやりたいと思ってるのに尻込みしてる人にアドバイスするとしたら、「やればできる!」のかわりに何て言えばいいんだろう?
それは、「やれば変わる!」じゃないかな?
「やればできる」は嘘だけど、「やれば変わる」は真実だ。
とりあえずやってみて、その後でできないということが改めてわかったとしても、「やらずに諦めた」のと「やってみて諦めた」のでは全く違う状態だから。
それに、やっているうちに新たな気づきを得たり、別の関心が生まれたりする可能性はかなり高いしね。
動けば必ず何かが変化する。
そして、変化というのは、つまり成長だ。
ちなみに、サッカー元日本代表の本田選手は、「困難に直面した時や落ち込んだ時にどうやって立ち直るのか?」と問われて、こう答えていた。
その時は、完璧主義を捨てる。
ダメージを受けてる時に完璧主義を維持すると、マイナスにしかならない。
乗り切るには、開き直るんですよ。
完成度の高さを捨て、ハードルを下げていいんで、とにかく前向きに、その状況をドライブすることにフォーカスする。
質とか点数にこだわらない。
僕がいつも言ってるのは、「結果にこだわるな、成功にこだわるな、成長にこだわれ。」
なぜなら、絶対にやったら成長はするので。
成功はまた別問題。
(本田圭佑)
「やればできる」は嘘だけど、「やれば成長する」は真実だと思う。
そして、「成長」することにこそ、僕ら人間がこの地球上で生きている意味がある。
だから、「やればできる!」なんて適当なことを言わずに、「やれば何かが変わるよ」って言うようにしたいな。僕は。