そろそろ「本当の自分」に気づいてもいい頃じゃない?
前回の記事では、
他人軸ではなくて自分軸で生きよう、他人がどう思うかではなく自分がどう思うかが大事だと思う、ってことを書いた。
でも、だからといって、今まで他者に依存して生きてきた人が急にそれをを断ち切るのは難しいかもしれない。
自分軸で生きるために、突然、今日会社を辞めるとか、いきなり人間関係を断絶する、というのは現実的でないよね。
であれば、まずは自分自身がどれくらい他者の価値観、他者から与えられたルールに従って生きているのかを認識するところから始めてみたらどうかな。
つまり、「ねばならない」と思っていることをできるだけたくさん書き出してみるの。
- 朝は6時に起きなきゃいけない
- 起きたら顔を洗わなきゃいけない
- 子どもたちに朝食をつくってあげなくちゃいけない
- 朝食は栄養バランスが良くなきゃいけない
- 朝食は残さずしっかり摂らなきゃいけない
- 社会人として新聞に目を通さなきゃいけない
- 食後はしっかり歯を磨かなきゃいけない
- 髪の毛はちゃんとセットしなきゃいけない
- 職場に行くときはぴしっとスーツを着なきゃいけない
- 家を出るときはマスクをしなきゃいけない
- 赤信号で横断歩道を渡っちゃいけない
- エスカレーターには片側を空けて乗らなきゃいけない
- 9時までに職場に行かなきゃいけない
- 時間に間に合うように電車に乗らなきゃいけない
- 職場では大きな声で挨拶しなきゃいけない
- 上司の言うことに口ごたえしてはいけない
- 昼休みになったからといってすぐに席を立ってはいけない
- お客様の言うことはにこやかに受け入れなきゃいけない
- あれをしちゃいけない…
- これをしなきゃいけない…
書いていくうちに、僕らがいかに他人の目を気にして暮らしているか、そして無意識に自分自身を縛っているか、気づくと思う。
中には、自分が他人にも押し付けてる価値観があるかもしれない。
もちろん、書いた中には、そうすることがが心地よいものとか、自分自身でもそうしたいと思っているものもあるとは思う。
だけど、自分から積極的に行動していることよりも、他者からそうさせられていることのほうが多いんじゃないかな。
僕たちは、生まれてからずーっと、あれをしちゃいけない、これをしちゃダメだっていうことを、親や教師や、友達や、上司や、マスコミや社会から言われ続けて生きてきた。
そしていつの間にか、自分が本当に感じていること、自分が本当にありたい姿が見えなくなっちゃってる。
でも、もうそろそろ本当の自分の気持ちに気づいてもいい頃なんじゃないかな。
たくさん書き出した「ねばならないリスト」のうち、簡単にできそうなことから少しずつ手放して、ちょっとずつでもいいから身軽になっていこう。