「他人軸」を捨てて「自分軸」で生きよう。
僕たちの日々の生活は、「~しなければいけない」「~ねばならない」にあふれてるよね。
- ○時までに起きないといけない
- 家事をしなきゃいけない
- 子どもを学校に送り出さなきゃいけない
- ○時までに職場に行かなきゃいけない
- 今日中に○○をやっておかなきゃいけない
- ○○に備えて○○しておかなきゃいけない
- ○時までに帰って食事をつくらなきゃいけない
- 明日までに○○しておかないとマズい…
あれをしなきゃいけない、これをしちゃいけない…
そんなことばっかりだ。
そして、その多くが自分が心の底からやりたいことではないんだよね…。
つまり、自分の意志ではなくて、誰かの意思、誰かが決めた価値観・ルールに従って
行動していることになる。
それで1日のほとんどが終わってしまう。
これはつまり、自分軸ではなくて、他人軸で生きているということだよね。
他人軸で生きるというのは、他者からの承認を求めて生きるということ。
つまり、他者に依存した生き方だと思う。
- ○○しないと××になってしまう
- ○○すると××してもらえる
- ○○さんがこう言ってるから××する
誰かから認めてもらうために、あるいは、誰かから悪く思われないために、自分以外の誰かの意見や顔色を気にしながら生きてるわけだ。
会社勤めをしている人の多くはおそらくそうだろうし、身近な人間関係でもそういう状況に陥っている人は多いよね。
あと、宗教なんかは当然そうだと思う。
確かに、他人の評価軸の中で生きていると、自分で考えなくていいから、ある意味楽な面はあるよね。
それに、誰かから認めてもらえた時は嬉しいし、高く評価してもらったときは満たされた気持ちにもなる。
でも、残念ながらその心地よさや高揚感は持続せず、一瞬で終わってしまうものだと思う。
だから、また認めてもらうために、他者からのさらなる要求に応えなきゃいけない。
そして、その要求に応え続けているうちに、いずれ人生が終わってしまうことになっちゃう。
簡単に言えば承認依存症、承認中毒ってことじゃないかな。
アルコール依存や薬物中毒に対してはネガティブなイメージを持っていても、この承認依存・承認中毒に対してちゃんと向き合えていない人は多い。
でも、承認中毒はアルコールや薬物と同じくらい、いや、多分それ以上に人生を破壊してしまうパワーを持ってる。
もちろん、人間社会で生きている以上、何かに依存してしまうことはあるかもしれないけど、他者依存、承認中毒はほどほどにしたほうがいいと思う。
そういえば、アップルコンピュータの創業者スティーブ・ジョブズが、スタンフォード大の卒業式辞でこんなことを言ってた。
あなたの時間は限られています。
だから、他の誰かの人生を生きることで
時間を無駄にしないでください。ドグマにとらわれてはいけません。
それは他人の考えに従って生きることと同じです。
他人の考えに溺れるあまり、
あなたの内なる声がかき消されないように。そして何より大事なのは、
自分の心と直感に従う勇気を持つことです。
あなたの心や直感は、
自分が本当は何をしたいのかを知っています。ほかのことは二の次で構わないのです。
スティーブ ・ジョブズ・スタンフォード大・卒業式スピーチ・2005年
大事なのは、人からどう思われるかではなく、自分がどう思うか。
もっと自分で考えて、自分で判断して、自分の思いに基づいて行動しよう。
そうすることで初めて、僕らは人生を自分の手に取り戻すことができる。