新型コロナを冷静に考える ~③海外比較~
最近、インドで新型コロナが爆発的に広がって、死体処理が間に合わずに公園などで火葬している映像がマスコミで繰り返し流されているのを見た。
まるでインド全土が大変な惨状になっているかのような報道のされ方だった。
(実際はそうではないということを、僕はインド在住の日本人が発信している複数の情報で知った)
そもそも昨年の春以降、日本国内で新型コロナに対する恐怖感が急激に高まった要因の一つに、海外での感染状況に関する報道があったと思う。
たとえば、死者があまりに多すぎて死体を処理できない惨状とか、感染者が1日に何万人も出ているとか、そういう報道を見て恐怖を感じた人は少なくないと思う。
テレビでは毎日毎日、そういう映像を垂れ流していたからね。
でも、そこでただ恐怖心を煽られるのではなくて、ちょっと立ち止まって考えてみたほうがいいんじゃないだろうか。
「海外はそうかもしれない。でも日本はどうなの?」と。
ちなみに、現在までのところ、海外(特に欧米)と日本では新型コロナによるリスクが全く異なるのは明らかなんだよね。
これは札幌医科大学のウェブサイトから拝借したデータで、新型コロナによる人口100万人当たりの死者数(5/20現在)をグラフ化したもの。
これを見れば明白だけど、欧米と日本では新型コロナによる死亡率が全然違う。
人口当たりの死者数が最も多いブラジルは2089人、対する日本は95人で、実に22倍の開きがある。
つまり、新型コロナという同じ感染症であっても、そのリスクは国(人種)によって全然違うということを意味している。
だから、欧米と日本ではコロナに対する位置づけが違っていてしかるべきなのに、同じように考えるのはちょっとおかしい。
たとえば欧米と日本で新型コロナに対するリスクが異なるのであれば、ワクチンの意味合いや必要性も異なるはずなのに、同様に考えている人は多い。
ワクチンについてはまた改めて書くつもりだけど、こういう一つ一つの事実を前提にして、個人が自分の頭でしっかり考えて判断すべきだと僕は思う。
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