新型コロナを冷静に考える ~④子どものリスク~
我が家には10歳前後の子どもが3人いるんだけど、ちょうど1年前の緊急事態宣言中は2カ月近く小学校が休みになった。
で、その分の授業を埋め合わせるために夏休みはかなり短縮され、2020年度の大きな学校行事は軒並み中止になった。
特に去年小学校6年だった長女は、小学校生活最後の年に、運動会、音楽発表会、遠足に加えて修学旅行も中止され、卒業式も3回に分けて超短縮で行われるという、本当に可哀そうな状況だった。
しかし、これって必要な措置だったんだろうか?
子どもが新型コロナに感染しにくく重症化もしないというのは、かなり早い段階でわかっていたことだ。
もちろん、コロナの出始めのころは未知のウイルスということで、誰もが警戒するのは当然だと思う。
ただ、半年以上経ってある程度のデータが出そろえば、もっと冷静に判断できたはずだ。
それなのに、いまだに大人と子どもを同様に捉えて、同じような対応・措置を行っているのは、悲劇を通り越して喜劇ですらある。
僕から見れば、まともな判断ができない大人たちが子どもを犠牲にしているとしか思えない。
それは、先日の記事でも引用したこんなデータを見れば一目瞭然だ。
新型コロナによる20歳未満の死者は1年以上経っても一人もいない。
じゃあ、重傷者はどうなのかというと、これもゼロだ。
ちなみに、これは厚生労働省のホームページからとってきたデータなんだけど、累積の重傷者数ではなく、週次のデータ(5/18時点)だから注意してね。
でも、これだけ感染者数が増えている状態で40歳未満の重傷者がゼロということなので、年間の重傷者もほぼいないと考えて問題ないと思う。
ちなみに、同じく厚労省のホームページに2021年1月時点での累積の年代別重症者数が載っていたんだけど、この時点でも40歳未満の重傷者はゼロだった。
ところで、日本国内ではインフルエンザ関連死が毎年1万人近くあるということは、このシリーズの第1回目に書いたよね。
この記事では年代別のインフルエンザ関連死者数については触れなかったけど、実はインフルエンザでは毎年子どもたちも少なからず亡くなっている。
インフルエンザの場合は、その年によって(ウイルスの型などによって)全体の死者数が大きく異なるけれど、毎年、乳幼児から高齢者まで幅広く死者が出ていることは間違いない。
そう考えると、子どもたちにとって新型コロナウイルスの脅威は、インフルエンザ以下と言える。
完全にただの風邪だ。
いや、おそらく風邪以下だ。
だから本来は、マスクだって不要。
これは誰がなんと言おうと、数字が証明してる。
もちろん、新型コロナに感染した子どもが高齢者などリスクの高い人にうつす危険性はあるけれど、そもそも子どもは感染しづらく、しかも感染したとしても発症しづらいので、周囲にうつす割合は高くない。
家庭内感染も、多くは大人が感染源であって、子ども由来のものは少ないと言われている。
子どもはコロナにかかりにくいか 周りの大人どうすれば:朝日新聞デジタル
日本小児科学会が全国の小児科医の報告をもとにまとめたデータベースによれば、周囲に先に感染者がいて、だれから感染したかが推定できたケースのうち、8割近くが家族で、両親や祖父母がほとんどを占めた。
(朝日新聞デジタル 2020年12月5日 15時00分)
つまり、子どもは、この新型コロナ騒動の最大の被害者だと言える。
自分たちにとってはノーリスクの病気なのに、過剰に大騒ぎする大人たちのせいで、過大なストレスを与えられ、彼ら彼女らの生活が犠牲になってる。
これは20~30代の若者についても言えることだ。
先日亡くなった20代の力士は基礎疾患を持っていたために不幸な結果になってしまったけれど、そのような例外を除けば、若い人が感染しても重症化したり死に至ったりする可能性はゼロに近い。
気を付けるべきは高齢者であって、彼らと同じレベルの警戒態勢を子どもや若者に押し付けるのは理不尽だと僕は思う。
ちなみに、子どもがなぜ感染しづらく重症化しないのかについては、まだ明確にわかっていない。
ただ、仮説は幾つかあるようなので、関心がある人はこういうサイトが参考になるかも。
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