「戦争」の責任
普段はほとんどテレビを見ない僕だけど、昨日の夜、NHKスペシャル 新・ドキュメント太平洋戦争「1941 第1回 開戦(前編)」を見た。
この番組は、「もし80年前、太平洋戦争の時代にSNSがあったなら、人々は何をつぶやいたのだろうか?」というナレーションからスタートする。
内容は、当時の日本人が記した膨大な量の言葉(主に日記)をAIで分析し、人々の意識の変化を捉えようとする試みだ。
もちろん、ベースとなるのが日記を記した人たちの言葉なので、当時のすべての日本人の意識がこうだったとは言えないと思う。
ただ、教科書レベルの当たり障りのない知識ではなく、当時の一般的な日本人が何を考え、どんな行動をしていたのか、その輪郭が朧げながらも見えてくる。
日中戦争の泥沼化
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日独伊三国軍事同盟
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英米との対立深刻化
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経済制裁による物資不足
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南部仏印進駐
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対日石油全面禁輸
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日米開戦
この一連の流れの中で、泥沼の日中戦争に端を発した「国への不満」が、次第に「米英に対する敵意」へとすり替わっていく。
そして、「お国のために」という意識が高まる中で行われた真珠湾攻撃の戦果に、多くの国民が歓喜する。
あの戦争に関しては、確かに軍部や政治家、マスコミの責任も大きいけれど、彼らだけではなく、国民もまた彼らと一体となって戦争に突き進んでいったことがよくわかる内容だった。
しかし、これは必ずしも「昔の日本人のお話」で片付けられることではないかもしれない。
今の時代もこれと同じようなことが行われていないだろうか?
新型コロナの蔓延以降、いまだに続く政治やマスコミ、そして国民の狂騒に、僕は同じような構造を感じる。
しかしワクチンについてはもう言うまい。(笑)
ちなみに、番組の後編は今晩、12/5(日)21:00から。
NHKプラスなら放送終了後も無料で1週間見れるよ。
それでは今日はこの辺で!
shivai !!
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