やめることを決める。
昨年末にこんな記事を書いた。
去年、意識的にやめて良かったことをピックアップした記事なんだけど、いやホントにやめて良かったなぁって改めて思う。
新年となると、僕も含めて多くの人は「何をするか」ということに主眼を置いて1年間の目標を立てたりするけれど、やめることを決めるっていうのも大事なんじゃないかな。
ということで、今年に入って早速やめたことが1つある。
それがスマホゲーム。
僕はファミコン世代ど真ん中だから、幼い頃はかなりゲームにハマってた。
でも、もともとゲームが上手いほうではなかったこともあって、大きくなるにつれて次第にファミコンから遠ざかるようになって、10代後半になるとテレビゲームをすることはなくなった。
そんな僕が再びゲームをやり始めたのは、10年くらい前にスマホゲーム会社に転職してからだ。
人事面談のたびに上司から、「もっといろんなゲームをプレイしなさい」と言われて、半強制的にスマホゲームをやっていたら、いくつか面白いゲームに出会って、その名残で最近までずっと何かしらのスマホゲームをやっていた感じかな。
ところで、スマホゲーム会社でマーケティングやプロモーションの仕事をしていたからよくわかるんだけど、今のスマホゲームには、毎日プレイせざるを得ない仕組みが巧妙に組み込まれている。
毎日続けないと強くなれない(もしくは強さをキープできない)ので、毎日プレイしなきゃいけなくなる。
面白くもないのに、スマホを開いてアプリをタップして、ほとんど作業的にプレイする。
それを1日に何度も繰り返す。
何かをやりながらということも多いけど、トータルすると毎日1時間くらいはスマホゲームに費やしてたんじゃないかな。僕は。
で、それによって実生活で何か得るものがあるのかといえば、ほとんど何も残らない。(笑)
こんな無駄なことはないよなーと思いながらも、せっかくここまでやってきたんだからという、いわゆる「サンクコスト効果*1」によってダラダラと続けてしまう。
スマホゲームって、大体そういう感じだ。
わかっているのにそうやってダラダラ続けてきた習慣を、僕は、この正月にふと思い立ってやめることにした。
スマホゲームをやらなくなってからもう2週間以上経つけど、今までホントに無駄な時間を過ごしてたなぁって実感する。
そして、一度やめてしまえば、もうサンクコストも気にならなくなる。
というか、逆に、やめていた期間に後れをとった分を取り返すのが難しくなるから、やる気にならないんだよね。
つまり、今度はサンクコストが良い方向に働く感じかな。
経験したことのある人はわかると思うけどね。
ということで、生活の中で「やりたくもないのにダラダラやり続けてること」はスパッと切り捨ててしまったほうがいいんだろうと思う。
仕事や家事・育児となるとまた別だけど、やる気さえあればすぐにでもやめられることって結構ありそうだよね。
以前にも書いたけど、「決断」という字は、何をするかを決めるんじゃなくて「断つことを決める」っていうことを表してる。
今年も意識的にいろいろやめて、本当にやりたいことに時間を集中していきたいなぁと思うのでした。
それでは今日はこの辺で!
shivai !!
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*1:すでに発生してしまって取り返すことができないコストに気を取られ、合理的な判断ができなくなる心理効果。