今さらだけど、進撃の巨人。
できるだけ食わず嫌いはしないようにしてるつもりなんだけど、雰囲気やパッケージの印象だけで拒否・拒絶してるものって、結構あるかもしれない。
『進撃の巨人』が一時期世間を騒がせていたのは知っていたんだけど、あの例の、皮膚が剥がれて骨や筋肉がむき出しになった巨人のビジュアルが気持ち悪くて、漫画やアニメを見る気にならなかったんだよね。
それが先日、職場の同僚に勧められてアニメ版を見始めたら止まらなくなってしまって、4日間でシーズン4まで一気に見てしまうくらいハマった。(笑)
家に閉じこもって一人でずーっと観てたから、家族からは大顰蹙を買ったけどね。(笑)
ちなみに、進撃の巨人をご存じない方のためにあらすじを書くと、こんな感じです。
100年前に突如現れた巨人によって人類は滅亡の淵に立たされた。
わずかに生き残った人類は、巨大な三重の城壁を築いて巨人の侵入を防ぎ、壁の内側で暮らすことで、辛うじて生き延びていた。
ところが、ある日、体長50mを超える「超大型巨人」が現れて、人類を守ってきた壁の一つが破壊されてしまう。
壁が壊されたことで大量の巨人が壁の内側に侵入して人々を襲い、人類の生活圏はさらに縮小される。
巨人によって家族を奪われた主人公は、巨人をこの世から駆逐することを誓って兵士となる…
このくらいのあらすじは僕も知っていたんだけど、この物語の魅力はこれだけでは伝わらないかもしれない。
実は、大きな視点で見ると、この「壁」や「巨人」、そして残された人類を統治する「システム」というのはある種の比喩として考えることもできて、現代社会を風刺しているとも言える。
アニメを見ながら、「僕が今生きているこの世界も、巨人はいないのに壁の中で生きてるのと同じだよなー」とか、「自ら作り出した“巨人”に対するスタンスによって世界は分断されたりしてるよなー」とか考えてしまって、ホントに身につまされることが多かった。
ネタバレしないように書いてるから、ちょっと何言ってるかわからないかもしれないけど、まだ観たことない(読んだことない)方には、ぜひ一度観てほしいなぁ。
ちょうど、来年1月からアニメ版の最終章の放送が始まるようだし。
てことで、なんだかよくわからない記事になっちゃったけど、最後に、登場人物のセリフで特に印象に残ってるものを2つメモしておきます。
誰の発言か書くとネタバレになるので、発言者は伏せておきます。
何も捨てることができない人には、何も変えることはできないだろう。
(第27話より)
俺はここに来て毎日思う。
何でこんなことになったんだろう、って。心も身体も蝕まれ、徹底的に自由を奪われ、自分自身も失う。
こんなことになるなんて知っていれば、誰も戦場なんかへ行かないだろう。でも、みんな何かに背中を押されて地獄に足を突っ込むんだ。
大抵その何かは自分の意思じゃない。
他人や環境に強制されて、仕方なくだ。ただし、自分で自分の背中を押したやつの見る地獄は別だ。
その地獄の先にある何かを見ている。
それは希望かもしれないし、更なる地獄かもしれない。それは進み続けた者にしか、わからない。
(第62話より)
俺が見てきた奴ら、みんなそうだった。
酒だったり、女だったり、神様だったりもする。
一族、王様、夢、子供、力。みんな何かに酔っ払ってねぇとやってらんなかったんだな。
みんな何かの奴隷だった。あいつでさえも。
(第69話より)
それでは今日はこの辺で!
shivai !!
(誰もあなたの進む道を邪魔することはできない)
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