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 さあ、面白くなってきました。

考え方一つで、人生はどんどん楽しくなるね

まだそんなことやってるのか。

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もう20年以上前、僕は新卒で東京のテレビ番組制作会社に就職した。


もともとは新聞記者に憧れていたんだけど、大手新聞社はもちろんのこと、地方の新聞社の試験もことごとく落ちて、それならばと受けたテレビ局も当然ながら全滅した。


それで、マスコミ業界に限らずいろいろ受けていたところで、ようやく受かったのがその制作会社だった。

 

番組制作会社としては大手として名が通っていたし、当時は就職氷河期のど真ん中だったから、「就職できるだけでも運がいいじゃないか」と自分を納得させて、入社した。

 


ところが、入社後は2~3日の社内研修の後、在京キー局の1つに派遣されて、AD(アシスタントディレクター)として報道番組の制作をすることになった。

制作といっても、局内では最下層の身分なので、仕事の多くは小間使いみたいなものだった。

 

長時間労働なんて当たり前で、パワハラは日常茶飯事、超低賃金(手取りで月に13万円くらいだった)。

まさに漆黒の闇、超絶ブラックな職場だった。

 

 

睡眠時間がほとんどないまま2~3日働き続けることはよくあったけれど、一番キツかったのは台湾で大地震が起きたときだ。

僕は報道局付きのADだったので、台湾大地震の特番制作チームに回された。


テレビ局社員のディレクター2名と、同じく社員のADが1名、地方の系列局からの応援ディレクターが3名、編集スタッフが2名。で、僕ら外部からの派遣ADが2名というチーム構成だったと思う。


地方局からの応援ディレクターは紳士的な人ばかりだったけど、局員ディレクター2名のパワハラは、いつも同様に酷かった。

 

そんな中で僕と同僚のADは、1週間、一睡もせずに働き続けた。

労働時間で言うと、7日間×24時間=168時間。

 

1週間の労働時間で、僕のこの記録を超えられる人はおそらくいない。

というか、絶対にいない。世界中のどこにも。

だって、物理的にこれ以上働くことはできないから。(笑)


4日目以降は意識が朦朧としてて、生きているのか死んでいるのかもわからない状態。雲の上を歩いているようなふわふわした気分だった。

地下鉄に飛び込んだら気持ちいいかもなぁとか、このディレクターの頭を金属バットで殴ったらスッキリするだろうなぁとか、いや、巨大な鎌で首を切り落としてやろうかとか、そんなことを何度も考えてたのを覚えてる。(笑)

 

 

そんな昔の物騒なことを思い出したのは、今朝こんな記事を読んだからだ。

 

*1

 

20年前ならともかく、いまだにそんなことをやってるのか…と、なんとも言えない気持ちになった。

 

しかも、この亡くなった方は岡山放送の局員みたいだから、もし僕らのような下請け企業のスタッフがいたとすると、その人たちはさらに過酷な状態だったに違いない。

 


人間は、いつまでこんなことをやり続けるんだろう。。。

 

 

誰もが、もっと自由に、楽しく、生き生きと暮らせる世の中が早く来ますように。

 

そう切に願う。

 

 

 

 

それでは今日はこの辺で。

 

shivai !! 

(誰もあなたの進む道を邪魔することはできない)

 

 

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【独自】テレビ局員の自殺「長時間労働が主な原因」、遺族に報告…パワハラ行為も
2021/09/29 08:02


 フジテレビ系列の岡山放送(岡山市)に勤務していた30歳代の男性社員が7月に自殺し、同社が「長時間労働が自殺の主な原因だった」として、遺族に経緯を報告していたことがわかった。同社は幹部社員らの処分を検討している。

 同社や関係者によると、男性社員は7月、岡山市内で自殺。社内調査の結果、直前の6月14日~7月5日、100時間以上の時間外労働をしていたことがわかった。また、上司による過度な 叱責しっせき など、パワーハラスメントとみられる行為も確認された。

 男性社員は報道部門の記者だったが、2020年春にバラエティー番組などを制作する子会社に出向。長時間労働に加え、不慣れな仕事も重なり、思い悩む様子が増えたという。

 岡山放送の中静敬一郎社長ら幹部が9月20日頃、遺族のもとを訪れ経緯をまとめた報告書を渡した。27日には社員らを前に「若く優秀な社員の命を守ることができず、心からおわび申し上げる」と謝罪した。

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