大谷翔平は、なぜ大谷翔平になれたのか?
今シーズンは毎日のように、大谷翔平選手の活躍が目に耳に飛び込んでくる。
日本人選手がメジャーリーグでレギュラーになるというだけでも凄いことなのに、彼はそんなレベルを遥かに超えて、投手と打者の両方で超一流のプレーを見せてくれている。
今日現在、両リーグトップ(タイ)の23本のホームランを打っているし、投手としても3勝を挙げている。
3勝というとちょっと見劣りするかもしれないけれど、内容は決して悪くないんだよね。
ちなみに、僕は大谷選手のことを詳しく知ってるわけじゃないよ。
もちろん、彼が高校時代や日ハム時代に日本で活躍していたことは知っているし、高校1年生のころに書いたというマンダラートも見たことがある。
出典:スポニチ(大谷 花巻東流“夢実現シート”)
だけど、彼のプレーをちゃんと見るようになったのは、彼がメジャーに移籍してからのことだ。
だから、僕は大谷選手がどんな練習をしてきて、どんな考え方で野球に取り組んできたのか等々については全く知らない。
その点、今回の記事は僕の完全なる推測、というかほとんど妄想なので、どうぞご了承ください。(笑)
ところで、こういう話を耳にしたことがある人は少なくないと思う。
誰もが認めるような大きな成果を残した有名人が、もし別の道に進んでいたらどうだっただろうか? と。
もし大谷選手がバドミントンの選手だったら、どうだっただろう?
もし大谷選手がプロゴルファーだったら、どうだっただろう?
もし大谷選手が起業家だったら、どうだっただろう?
といった類の話だ。
僕はこういう話をするとき、いつもこんなふうに思う。
大谷選手は野球を選んだからこそ大成功したに違いない、って。
彼がもし別のスポーツを選んだり、スポーツとは全く別の道に進んでいたりしたら、今のような大活躍には至らなかったんじゃないかと思う。
もちろん、彼ほどの体格と身体能力があれば、どんなスポーツであっても一流の成果を残すことができると思う。(あ。競馬の騎手とかは無理ね。笑)
ビジネスの道を選んだとしても、それなりの成果を上げることができるだろうと思う。
でも、それでも、今のような大成功を収めることはできなかったに違いない。
なぜそう思うかというと、大谷選手は “野球が” 好きだから。
やはり、何だかんだいっても、人間は自分の好きなことをやっているときが一番輝いていると思う。
どれだけ上手にできることであっても、自分がそれを好きになれなかったら、どこかで壁にぶつかったり、行き詰まったりするだろうと思う。
(一見成功してるように見えても心を病んでしまう可能性すらあるし)
でも、好きなことであれば、そういう壁やハードルを軽々と越えていくことができる。
そして、夢中になって楽しんでいるうちに、結果は後からついてくる。
そういえば、ブラジル代表のサッカー選手・ネイマールはこんなふうに言っていた。
楽しむことを忘れなければ、結果は自然についてくる。
(ネイマール)
自分が心の底から楽しめることをやっていれば、結果は勝手に出るということだ。
大谷選手の場合は、それが野球だったということだろう。
だけど大谷選手は、体格にしろ運動神経にしろ、僕ら一般人とは全然違う。
彼はそういう生まれ持った幸運のおかげで成功したんじゃないか?と言う人もいるかもしれない。
でも、そういった先天的な特徴や、実家の経済力みたいなことだけが成功を左右するとは思えない。
だって、どれだけ体格や身体能力に優れていても大成しない人はいるし、家庭が裕福でも不幸になる人はたくさんいるもんね。
じゃあ、いったい何が人生の成功を決めるんだろうか?
僕のような一般人(といっても、僕はいろいろ平均以下だけど。笑)が成功を収めるためには、何が必要なんだろうか?
僕は、それこそ、まさに「頑張らない」ということなんじゃないかと思う。
なぜかというと、どんな道に進むのがベストであるのかをあらかじめ知っている人はいないから。
大谷選手だって、プロ野球の道に進むのがベストかどうか、幼いころにはわからなかったはずだ。
仮に、大谷選手が、両親や友人の影響、あるいは住んでいる地域の事情なんかによって、子どものころに空手を習っていたとするね。
だけど、彼にとって空手は、そこまで好きなスポーツじゃなかったとする。
そういうときに、周りの人が「頑張れ!頑張れ!」と励まし、本人も「頑張らなきゃ!」と思って、それほど好きでもない空手を頑張り続けていたとしたら、どうなってただろう?
彼のことだから、今ごろ空手の日本チャンピオンくらいにはなっているだろうし、もしかしたらオリンピックで金メダルをとってたかもしれない。
でも、それは彼にとって「成功」と言えるんだろうか?
それほど好きでもないスポーツを頑張って頂点に立てたからといって、それが「成功」とは言えないと僕は思う。
じゃあ、どうすれば「成功」を手にすることができるのか。
そこで大事なのが、「頑張らないこと」なんじゃないかと思う。
空手をやってみて、何か違う…と感じたら、そこで無理に頑張らないで、別の道を探してみる。
次にバレーボールをやってみたけど違和感を感じるなら、また別のことをやってみる。
そういうことを繰り返していくうちに、いつか大谷選手にとっての「野球」にたどり着けるんじゃないかな。
あ。今更だけど、僕がここで言う「頑張る」っていうのはこういう意味だよ。
頑張る
自分にとって嫌なこと、辛いこと、苦しいことに対して、自己を犠牲にして時間を使うこと。
(ノリズム大辞典)
ちなみに、「頑張らないシリーズ」の記事についてはこれまでに何本 も書いてきたので、ご参考まで。
- 頑張らない。頑張る必要なんてない。
- どうして頑張らないほうがいいの?
- 「わかってる人」は頑張れ!なんて言わない。
- 「したいことしかしない」の効用。
- 「頑張ること」が好きな人の観念。
- 楽しみたければ頑張るな。
- 逃げるが勝ち。
頑張り続けるというのは、自分の本当の気持ちを押し殺してその場に留まり続けることを意味する。
自分の気持ちを殺したところに「成功」や「幸福」なんてあるはずがない。
だから僕らは「頑張っちゃいけない」んだ。
「頑張らないこと」を続けていけば、きっといつか「頑張らなくてもうまくできること」や「時間を忘れちゃうくらい夢中になってしまうこと」が見つかる。
そんな宝物を見つけることができたら、そこで初めて全精力を注ぎ込む。
それが「成功」の秘密なんじゃないかな?
そして、それが大谷翔平が大谷翔平になれた理由なんじゃないかな?
彼のアメリカでの大活躍を見ながら、そんなことを考えたのでした。
それでは今日はこの辺で。
shivai !!
(誰もあなたの進む道を邪魔することはできない)
ブログ村ランキングに参加しました。
ポチッと応援、いつもありがとうございます!^^
↓