運命ってあるの? 【バシャール・ゼミ】
僕らは、自分の力ではどうしようもないことに直面したときに、半ば諦めの気持ちで「これが運命なんだろうなぁ」なんて思ったりする。
だけど、そもそも僕らには「運命」や「人生のテーマ」というものがあるんだろうか?
人生はあらかじめ定められたもので、自分の力ではどうしようもないものなんだろうか?
もしそうだとしたら、その「運命」や「人生のテーマ」に対して、どんなふうに向き合えばいいんだろう?
スピリチュアル的には、人は生まれる前に自分自身の「人生のテーマ」を決めてきていると言われてる。
そして、その「人生のテーマ」を探求するのに最適な場所、最適な両親、最適な環境なんかを選んで生まれてきているらしい。
だから、もし自分が生まれた環境が自分にとって望ましいものではなかったとしても、それは自分の人生のテーマを探求するという意味では最適な状況と言える。
じゃあ、もし仮にそれが本当だったとして、僕らの運命っていうのは既に決まっちゃってるんだろうか?
自分がどれだけ抵抗したとしても、人生っていうのはあらかじめ決められたとおりに進んでいくだけのものなのなんだろうか?
ちなみに、バシャールはこんなふうに言ってる。
運命というのは、廊下のようなものです。
今生、私が歩む廊下はこの廊下で、これが運命だとします。
でも、その廊下をどうやって歩いていくかは、あなたの自由意志です。
走って行っても、歩いて行っても、ハッピーでも、悲しくても、這ってでも、後ろ向きに歩いても、逆立ちしても、カニ歩きしても、停滞していても、自由です。
廊下をどのように体験するかは、あなたの自由意志ですが、必ず廊下(人生のテーマ)を体験することになります。
(バシャール)
これはつまり、人生のテーマっていうのはあらかじめ決められているけど、そのテーマに対してどのように取り組むかは自分次第っていうことだ。
例えば、ある人の人生のテーマが【愛】だったとすると、自分は誰からも愛されないと考えて人生のテーマに取り組むこともできるし、逆に、自分はたくさんの人から愛されていると感じて、愛と幸福感に満たされた人生を歩むことでテーマを経験することもできる、ということになる。
つまり、【愛】というテーマをネガティブな切り口から体験することもできるし、ポジティブな切り口で体験することもできるということだ。
だから、まずは、自分自身が人生のテーマに対してどのように取り組みたいのか、自分のスタンスを決めることが大切なんだろうと思う。
ただ、そうだとしても、ここで一つ問題が出てくる。
というのも、そもそも「自分自身の人生のテーマなんてわからない」という人がきっと多いと思うから。
もし、生まれる前に人生のテーマを決めていたとしても、僕らはそれをすっかり忘れてしまっているわけだからね。
自分の人生のテーマを、親や教師や友人が教えてくれるはずはないし、どこかの偉い人や、カリスマ的なリーダーが教えてくれるわけでもない。
だとしたら、僕らは人生のテーマをどのようにして思い出せばいいんだろうか?
それは、自分自身の人生の中で、何度も直面する壁とか、何度も繰り返し起きる問題のように、人生の中で何度も経験することにそのヒントが隠されているんじゃないかと思う。
例えば、人間関係で新しい出会いがあっても、毎回必ず同じようなことでトラブルになるとか、逆に、いつも同じような状況のときに充実感や幸福感を感じる、というようなことだ。
自分の人生を振り返ってみたときに、そんな共通点がいくつも見つかれば、きっとその周辺に自分の人生のテーマが隠れてるはずだ。
そして、もし人生のテーマを見つけることができたら、それに対して自分はどんな角度で、どんな切り口からそれを探求・体験したいのかを考えてみるといいんじゃないかな。
人生のテーマをポジティブに味わうのもネガティブに味わうのも、僕ら自身の選択なんだから、結局は自分の人生は自分で決めて自分で歩んでいくものだっていうことだ。
運命(人生のテーマ)は決まっているけど、それをどんなふうに味わうかは自分自身で決められる。
そう考えると、何か大きな問題にぶつかったり悩んだりしても、人生を投げ出したり諦めたりせずに済むんじゃないかと思う。
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