自死を選んだ人の死後【バシャール ゼミ No.4】
新型コロナの影響で自殺者が増えているというニュースを最近よく目にする。
経済苦によるものが多いみたいだけど、つい数日前には、新型コロナに感染した女性が「自分が娘にうつしたかもしれない」ということを気に病んで自殺したという記事も読んだ。
そういえば、昨年はタレントなど有名人の自殺に関するニュースも続いた。
こういう話を聞くたびに、何ともやりきれない気持ちになる。
僕は就職氷河期ど真ん中の世代だから、一つ上のバブル世代と違って、世の中の景気とか経済的な意味で良い思いをした記憶が全くないんだよね。
そんな社会情勢も関係しているからか、20代から30代の頃にかけて、親戚や知人など身近な人を何人も自死で失った。
老衰や病気でもないのに突然大切な人が亡くなるという喪失感は、耐え難いものがある。
だけど、スピリチュアル的な観点から見て、老衰死や病死と自死には何か違いがあるんだろうか?
バシャールはこんなふうに言っている。
地球というのは、言ってみれば大変難しい学校のようなものです。
人間として転生してきた多くの魂は、地球で転生した後に、高次元の世界や他の文明に転生します。
あなたは人生が終わった後に、次にどのような形で生まれてくるのかを、毎回自分で決めることができます。
今現在の人間としてのあなたは、自分に選択の自由があることを覚えていないかもしれません。
しかし、魂・スピリットとしてのあなたは、自分がどこに行くのかを自分で選択できること、そして、別にどこに行く必要もない、ということも覚えています。
ですから、あなたが死んだ後、次にどのような形でどこに生まれ変わるのかは、あなたが何を経験したいと望んでいるか次第です。
魂としてどのような成長、どのような進化を経験したいか、常にあなたの選択の問題です。
全部とは言いませんが、自殺をする人のほとんどは、また生まれ変わってきて、バランスがとれるまで同じテーマにチャレンジしようとするでしょう。
もちろん、彼らは別に罰を受けているわけではないので、生まれ変わって同じテーマにチャレンジすることが強制されているわけではありません。
しかし、ほとんどの人々は、肉体を離れてスピリットに戻ったとき、「次の人生ではもっとポジティブな解決法を見出すことができるかな? よし、もう一度試してみよう」と思って、同じような環境に生まれ変わることを選びます。
もっとも、それは、なぜ自殺をしてしまったのかという理由にもよります。
例えば、長い間、病気の痛みに苦しんでいて、これからもこの痛みは終わらないだろうとわかっている人が自殺してしまうのと、健康な体がありながら突然自殺した人とでは違います。
そのように例外はありますが、自殺をした人がスピリットに戻って自分の人生を振り返ってみたとき、ほとんどの場合は「なんてバカなことをしてしまったんだろう」というのが第一声です。
スピリットになった存在は気づきます。
そして、「自分が学ぶ必要のあったレッスンを学ぶために完璧な状況だったのに、十分に学ぶことができずに自殺してしまった。もう一度戻って学びなおそう」と思うのです。
だからといって、必ずしもその人が地球上の同じような状況に生まれ変わらなければならないということではありません。
けれども、学ぶべきレッスンを学ぼうとしたとき、似通った状況を選んで生まれ変わるというのはよくあることなのです。
(バシャール)
「自殺をした人間は地獄に落ちる」的なことを言う宗教もあるけれど、バシャールの考え方を聞くと、その点ちょっと安心する。
やはり僕らは自分で自分の人生を選んで、何らかの課題を持って生まれてきているんだろうと思う。
以前書いたように、今の僕らの人生が “地球という大きなテーマパーク” に遊びに来ている状態だとすると、自死というのは、「今日はジェットコースターに乗るぞ~!」と思って意気込んで遊園地にやってきたのに、乗る直前になって「やっぱ怖そうだから、もう帰ろう…」と尻込みして帰宅するようなものなんだろうな。
もし仮に、また生まれ変わることができたとしても、今のこの人生は二度とない、たった一度の貴重な機会。
そうであるなら、この人生を思い切り味わい、楽しんで、寿命を全うしたいと僕は思う。
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