「正義」の数だけ「悪」がある。
前回の記事では、「自分が正義」だと思うところから「悪」である相手への攻撃が始まり、「正義」と「正義」のぶつかり合いで対立が激化するというようなことを書いた。
僕らは、「自分は正しい」と思いがちだと思う。
だけど、「自分は正しい」と思った瞬間に、そうでない人は「正しくない人」「間違っている人」になってしまう。
だから、「自分は正しい」と思う要素が多ければ多いほど、自分の周囲には「正しくない人」や「間違ってる人」が溢れていくことになる。
つまり、自分が持つ「正義」の数が多ければ多いほど「悪」に出会う可能性も増えちゃうってことだ。
例えば、新型コロナ流行下の今「常にマスクをするのが正義」だと思っている人は、外出した時に道でマスクをしていない人とすれ違ったら、「悪」を目にすることになる。
そんな人に何人もすれ違うとすると、次から次に「悪」が目の前に現れることになる。
「子どもは学校に行くのが正しいことだ」と思っている人は、自分の子が学校に行くことを嫌がると、目の前に「正しくない人間」=「間違った人間」≒「悪」が現れることになる。
そんなことが毎日続けば、日々「悪」に直面することになってしまう。
「職場には始業の10分前までに到着しておくのが正しいことだ」と思っている人にとって、遅刻してくる人や、時間ギリギリにオフィスに駆け込んでくる人は、「正しくない人」=「間違った人」≒「悪」だ。
だから、そういう人を見るたびに腹立たしい思いをすることになる。
結局、自分の中の「正義」が多い人は、その分「悪」の数も多くなるということだ。
これは以前の記事で書いた、「こだわればこだわるほど幸せは逃げていく」というのと同じ構造だね。
正義の数だけ悪がある。
毎日嫌なことばかり起きる、周囲の人の行動にいつもイライラする、という人は、もしかしたら「正義」を抱え過ぎてしまってる可能性もあるね。
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