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 さあ、面白くなってきました。

考え方一つで、人生はどんどん楽しくなるね

旅と人生とスピリチュアル ②

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今回の記事は、前回の「旅と人生とスピリチュアル① 」からの続きです。

 

 

学生時代に初めて行ったトルコへの旅で、さんざん騙されて嫌になり、トルコから逃げ出してエジプトに行くことにした、というのが前回までの話。


で、僕はギリシャ経由でカイロに入ったものの、エジプトで何をするのかは全く決めてなかった。

とにかく、トルコから逃げることだけが目的だったから。(笑)

 


カイロに着いてまず驚いたのが、「なにこれ!数字が読めなーい!」っていうことだった。

 

エジプトは今でも古代アラビア数字(?)を使っているので、僕らが普段使ってる数字とは表記の仕方が全然違うんだよね。

かろうじて「1」と「9」がわかるくらい。

それ以外はまったく違う表記だから、時刻表も読めないし、モノを買うにも食事をするにも値段がわからない。

とにかくそれが一番困った。


そしてもう一つ衝撃だったのは、エジプトにはピラミッドがあるということ!

「いやいや何を言ってるんだよ。エジプトといえばピラミッドでしょ!」っていう声が聞こえてきそうだけど。(笑)


でも、そのときの僕は、トルコから逃げ出したい一心でエジプトに行ったので、エジプトにピラミッドがあるということをすっかり忘れてたんだよね。


なので、初日に泊まったホテルのロビーで椅子に座ってボーっとしてたら、2人連れの日本人旅行者が近づいてきて、「ピラミッドにはもう行かれました? もしよかったらタクシーをシェアして一緒に行きませんか?」って声をかけられて初めて、「そうか!ここはピラミッドの国だ!」って気づいたの。(笑)

 

結局その日は彼らと一緒にカイロ近郊にあるクフ王のピラミッドに行ったんだけど、まさか今回のトルコ旅行でピラミッドを観れるなんて想像もしていなかったから、本当に嬉しかったし楽しかった。


とはいえ、僕はトルコの旅で精神的に相当参っていたので、残りの時間は静かな場所でのんびりしたいとも思ってた。

それで、その日本人旅行者に尋ねたら、「それならオアシスに行ったらいいんじゃないですか?」って勧められた。

 

なるほど。エジプトにはオアシスもあるのか。

オアシスと言われても、砂漠の中にポツンと浮かぶ湖の周りに椰子の木が生えてるようなイメージしかなかったけど、そんな場所もいいかもなと思った。

 

ただ、僕はもともと古代遺跡が好きだったので、それから数日は、ひとりで王家の谷に行ったり、カイロ近郊の遺跡を回ったり、カイロ博物館を見学したりした。

(ちなみに、王家の谷で日本人観光客が銃撃されたルクソール事件は、僕が帰国して半年ちょっと経ってからのこと)

 

でも、結局その後、カイロから600キロ近く離れた、リビア国境近くのシーワというオアシスにバスで移動して、そこに1週間近く滞在した。

シーワでは本当にのんびり過ごせて、まさにオアシスっていう感じだったなぁ。

 

とにかく、カイロに行くと決めてからはシンクロニシティの連続で、毎日がとても楽しかった。

トルコだけだったら最悪な旅で終わっていたと思うけど、エジプトに行けたことですごくいい思い出になった。

 

 

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リビア国境近くの砂漠で(タイマー撮影)

 

 

・・・あれ?

ところで僕は何を書くつもりだったんだっけ?

 

 

・・・そうだ! 僕は旅行記が書きたいわけではなかった。(笑)

 

 

昨日、部屋の片づけをしているときにこの旅の写真を見つけて、旅って人生と同じかもなぁって思ったんだよね。

 

それがどういうことかというと、こういうこと。


僕は、ホームグラウンドである日本を飛び出して、トルコという非日常の世界に行ったわけだけど、旅を続けているうちに、非日常であるはずの旅が日常になってしまった

そして、その旅の中でいろいろと嫌な目に遭って、「もうこんな毎日は嫌だ」とまで思うようになった。

 

で、本当はまだ帰国の時期ではないのに、「日本に帰りたい!」と思い始めて、帰国寸前まで行ったんだよね。


ただ僕の場合は、そのとき運良くカイロ行きの格安航空券を見つけて、最後まで旅を楽しむことができた。

 

思いがけずエジプトに行ってピラミッドを見ることができて、今となってはもう入ることができないピラミッド内部にも入って、「王の間」も見学することができた。

おしゃれなアテネの街を散策することもできたし、何より、砂漠の真ん中のオアシスにのんびり滞在して旅の疲れを癒すこともできた。

 

これって、僕がいつも書いているスピリチュアル的に言うと、本来「魂」の存在である僕らが、地球上に遊びに来ているという構図と全く同じだと思ったんだよね。

 

僕が旅行していたときの日本の位置付けが「魂の世界」で、トルコやギリシャ、エジプトを「地球上での暮らし」に置き換えると、そのまんま。

 

僕らはもともと自分のホームグラウンドである「魂の世界」の住人なんだけど、物理次元での非日常体験を楽しむために地球にやってきて、人間としてこの身体の中に入り込み、日々の生活を送っている。

そのことは以前にも書いた。

  

 

でも、地球上での生活が長くなるにつれて、“非日常” だったはずの地球での暮らしはいつの間にか “日常” になってしまい、苦しいことや辛いこともたくさん出てきて、時には「もう死にたい」と思ったりすることもある。

 

で、この「もう死にたい」っていうのは、トルコにいた僕が「日本に帰りたい」と思ったのと同じことなんだよね。

 

旅がしたくて海外に飛び出したのに、いつの間にか旅を旅として楽しめなくなってしまって、もうこんな旅はやめて帰りたい…というのは、「死」を選んで魂の状態に戻りたい…と思うのと同じこと。

 

でも、そのとき自分は地球に遊びに来てるんだっていうことを思い出すことができれば、僕がエジプトに行って旅の続きを楽しむことができたように、残りの人生を楽しむことができると思うんだよね。

 

成田行きの片道切符を買う(=自ら死を選ぶ)というのも手段としてはあり得るし、トルコ国内でひとり悶々としながら時間を潰して帰国日を待つ(=毎日を無為に過ごす)という選択肢もある。

 

だけど、そこでちょっと視点を変えて、もう少し違う選択肢もあるんじゃないか?と思えたら、「カイロ行きの切符」に気づくことができるかもしれない。

 

そしてさらに、思い切って「カイロ」に行くと決意できれば、あとはシンクロニシティに従って進むだけで、思いもよらない楽しい出来事がたくさん待ってるかもしれない。

 

だから、もし、あなたが辛い思いを抱えながら毎日を過ごしているのであれば、今のこの人生は地球に遊びに来てるだけなんだということを思い出すところから初めてみてはどうだろうか。

 

そこに気づいて、「よし、残りの人生はとにかく楽しむぞ!」って決意したら、きっと、あとはシンクロニシティが自分を導いてくれる

 

人生なんて単なる「地球旅行」にすぎないんだから、もっと自由に楽しめばいいと僕は思う。

 

 

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イスタンブールの街角で(通行人に撮ってもらった)

 

 

続きはこちら。

 

 

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