乗ったもん勝ち。
僕は10年ちょっと前に母をガンで亡くした。
亡くなったとき、母はまだ62歳だったので、心の準備ができていなかった僕はかなり長い期間落ち込んでいた。
ただ、詳しくは書かないけれど、そのときいろいろと不思議なことがあったんだよね。
僕が「死」というものをちゃんと考え始めたのも、「魂」の存在を信じるようになったのも(つまりはスピリチュアルなことに関心を持つようになったのも)それが大きなきっかけだった。
そのことは以前このブログにも書いた。
で、今日はYahoo!ニュースのこんな記事が目に留まった。
亡き妻の指輪、タマネギ畑に
12/7(月) 8:24配信 佐賀新聞
佐賀県伊万里市波多津町のタマネギ畑で11月下旬、土の中から指輪が出てきた。
苗床から引き抜いた苗の根に絡まっていた。
持ち主はこの畑に手伝いに来ていた女性で、2年前に63歳で亡くなった。
妻の形見と再会した夫は「タマネギ畑におったね」と声を掛け、涙を浮かべて喜んだ。
指輪が見つかったのは松下国増さん(73)の畑で、苗の植え付け作業中だった。
苗床から苗を引き抜く係をしていた親戚の津田幸夫さん(83)が根元の土を払い落としていると、なかなか取れない土の塊があった。
よく見ると指輪だった。「誰のやろうか」。この日は津田さんら手伝いを含めて7人で作業をしていたが、誰も心当たりがない。
数日後、津田さんが思い出したのが、2年前に亡くなった同じ地区の松下昌子さんだった。
毎年植え付けのころは夫の秀昭さん(67)と加勢に来て、一緒に苗取りの作業をしていた。指輪を見た秀昭さんは「昌子のもの」とすぐに分かった。
金とプラチナのそれはお気に入りで、20年くらい着けていた。
恐らく、亡くなる半月前の手伝いの時に落としたのだろう。
「休憩で一服して手袋を脱ぐときにでも外れたんやろうねえ」
昌子さんは旅行先の大分県で、風呂上がりに急性心不全で亡くなった。享年63。
持病もなく元気だったのに、突然の別れだった。
いつも明るく、家族を支えてくれる存在だった。指輪が戻ったのは三回忌の直前だった。
なくした大切な物が見つかって喜ぶ笑顔を、秀昭さんは思い浮かべた。
(青木宏文)
旦那さんは嬉しかっただろうなぁ。
この記事によると、当日は7人で作業していたということだから、小さな畑ではないだろうと思う。
それに、指輪が見つかったのが三回忌の直前というのも偶然にしては出来すぎてる気がする。
ちゃんとお別れを言えないまま旅立ってしまった奥さんから旦那さんへのメッセージなんじゃないかな?と僕は思う。
僕は、目に見えない世界、科学的に解明できない世界というのは確かにあると思ってる。
でも、もしそういう世界がなかったとしても、それを信じることで人生が豊かになるなら、乗っからない手はない。
この記事の旦那さんも、「指輪なんてたまたま出てきただけだよ、アホらしい」と思うか、「妻は今もそばにいてくれてるんだろうなぁ」と思うかで、これからの人生は違ったものになると思うけど、この記事を読む限り旦那さんは後者だろう。
僕らだって、ディズニーランドに行ったときに、「こんなのしょせん子供騙しだろ…」と思いながら過ごすのと、夢の国の世界観に乗っかって童心に返って遊ぶのとでは、全く違う時間になるからね。
広大なこの宇宙は、僕らが想像する以上に豊かで楽しくて、そして愛に溢れているはずだ。
と、僕は勝手に思って暮らしてる。(笑)
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